ワインの歴史
世界最古のアルコール飲料
ワインは世界最古のアルコール飲料であるという事はご存知でしたか?
紀元前2000年の古代バビロニアの書物「ギルガメッシュ叙事詩」や、エジプトの壁画にワイン製造の様子が描かれており、少なくとも紀元前2000年頃から存在していたらしいです。
ちなみに、その頃からシュメール人の手によって赤ワインと白ワインが作られていたんですよ~
ワインの普及の流れ
神事で飲まれていたものが徐々に普及
元々は神事の際に飲まれているものでしたが、フェニキア人の手によってブドウの栽培方法やワインの醸造技術がヨーロッパの地中海の方まで伝えられ、そこからギリシャやローマ、そして南フランスのマルセイユにまで普及しました。
これにより、一般の方々にも愛飲されるアルコールとなりました。
ヨーロッパの水質の悪さでワインの普及が加速
中世になると、ブドウ栽培は今以上に盛んに行なわれていたと言われています。このようにワイン製造が拡大したのは王族の支援があったからとのこと。どうやら当時の王族や貴族の方々は、ワインの品質向上に熱心に取り組んでいたようなんですよね。
でも何故熱心に取り組む必要があったのでしょうか?
それは、ヨーロッパの水質の悪さが関係しています。当然その頃は上下水の技術は未発達であったので、衛生的に飲める飲料水としてビールやワインというアルコール飲料が好まれたのです。
植民地政策で世界へ拡散
17世紀にはコルク栓が登場、18世紀には美食の時代が到来し、「肉料理には赤ワイン、魚料理には白ワイン」という文言も登場し、ワインは食事の際に欠かせないものになりました。
そして、18~19世紀頃に起きたフランス革命により貴族の料理人達が職を失い、働き口を求め街の中に進出し、ワインはさらに一般の層へ広がっていきました。
また、17~18世紀頃の植民地政策により、植民地でブドウの栽培が行われ、これによりアメリカやアルゼンチン、チリ、オーストラリアなどにワイン製造技術が伝搬しました。
日本への伝搬
ワインの製造技術は、シルクロードを辿って中国に伝搬した後に、日本に伝わりました。それが室町時代あたりの話になります。
その後は、南蛮貿易でもワインが伝来し、庶民の方々にも広く浸透していきます。そして、明治に入ると、山梨、青森、愛知などでワイン製造が行われるようになりました。
ワインの歴史まとめ
ワインってこんなに古くからあるんですね~。ワインのうんちくを語る機会があれば、是非今回紹介した内容を話してみて下さい(*^^*)
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