ワインの原料に用いられるブドウの品種を紹介します!
ワインはブドウから作られるお酒なのはご存知だと思います。今日はワインの製造に用いられるブドウの代表的な品種をいくつか紹介していこうと思います。
赤ワインの原料
カベルネ・フラン
産地:ボルドー・ロワール
ロワール地方では、この品種のブドウを用いて良くワインが製造されます。ボルドーでも一応用いられますが、以下で紹介するカベルネ・ソーヴィニオンの方がメジャーだと思います。
枝は細目で、青野菜の香りがするのが特徴的です。この香りの事をベジタブル・フレーバーって呼ぶ場合もあります。
カベルネ・ソーヴィニオン
産地:ボルドー
ボルドーの中でも特にメドック地区やグラーヴ地区で多く栽培されています。カリフォルニアの方でも良くワイン製造で用いられています。
このブドウで造られたワインは、最初はほおずき香と呼ばれる香りを発しますが、長く熟成する事で杉の木のような香りへと変貌します。
タンニンも多めという特徴もあります。
メルロ
ボルドーの中のサンテミリオンやポムロールではよく用いられるブドウ品種。タンニンは控えめで、比較的飲みやすいワインになります。
ピノ・ノワール
カベルネ・ソーヴィニヨンよりも寒い場所で栽培されるブドウ品種。カベルネ系よりもタンニンの渋みは少な目、果実の香りもちょっと独特かも。
シラー
産地:コート・デュ・ローヌ
色が濃く、タンニンを良く感じるワインが出来上がります。オーストラリアでは、シラーを用いた様々なタイプのワインが製造されています。
ガメ
ボジョレヌーボーで用いられる品種として有名。熟すのが早く、フレッシュさを感じるワインに仕上がります。
マスカット・ベリーA
産地:日本
日本の代表的な品種で、川上善兵衛という人が交配を行い作り出しました。覚えておきましょう!
白ワインの原料
セミヨン
産地:ボルドー(グラーヴ地区、ソーテルヌ地区)
グラーヴ地区で作られるものは辛口のものが一般的、一方、ソーテルヌ地区ではボトリチス・シネレア菌を用いて糖度を高めた貴腐ブドウで造られるので、甘口のものが仕上がります。
シャルドネ
決して果実の香りは良い方とは言えませんが、樽で熟成する事で良さが引き出される品種。辛口の白ワインの原料として用いられます。
オーストラリアやカリフォルニアでも栽培がさかん。
リースリング
産地:ドイツ
ドイツの最高級ワインに用いられる品種。香りには品があり、酸味を強め。こちらも貴腐ブドウから甘口のものが作られる事があります。
ドイツの他に、カリフォルニア、オーストラリア、そしてフランスのアルザスでも栽培が行われています。
ソーヴィニヨン・ブラン
産地:ロワール(サンセール地区)、ボルドー(グラーヴ地区)
青草の香りが特徴的で、フュメ・ブランと呼ばれる事もあります。
甲州
産地:山梨
日本に古くからあるブドウ品種。日本を代用する白ワイン品種なので是非覚えておきましょう。
赤ワイン7種、白ワイン5種を紹介しました。これくらい押さえておけば十分ワイン博士って名乗っても大丈夫だと思います(たぶん…)。では、本日はこれで以上。
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