ビールってどんなお酒?ビールの定義と原料について紹介
ビールの定義は?
日本の酒税法では、水、麦芽、ホップを原料として作られたお酒の事をビールと呼ぶとのこと。
世界的にもっとも広く飲まれているお酒であり、日本では消費量が最も多いお酒でもあります。また、2002年のデータによると、日本はロシアに次いで世界で6番目にビールの生産量が多い国のようです。
ビールの製造に使われる材料
ビール製造に使われる材料は水、麦芽、ホップが大部分を占め、その他に副原料が用いられます。
水
ビールは約92%が水分という事なので、水がビールの品質を決めるといっても過言ではありません。
一般的に、濃色ビールには硬水が、淡色ビールには軟水が良いとされています。
麦芽
麦芽は大麦を水につけ、発芽させることで作られます。ビールの原料となる大麦の代表的な品種は二条大麦(ビール大麦)と六条大麦の二つ。
二条大麦はでんぷん質が多く、六条大麦はタンパク質が多いとされています。
大麦が発芽をすると、でんぷんやタンパク質を分解する酵素が作られます。六条大麦は、この酵素の力が強いと言われています。
ビールは小麦から作られる麦芽で製造される場合もあり、そうして出来たビールはフルーティーな香りを持っています。
ホップ
ホップはクワ科の植物で受粉前の雌花が持つきゅう花がビールの原料として使われます。ホップのきゅう花には、ルブリンという物質が含まれており、これがビールの苦みの元になります。
また、ホップには泡もちを良くする、雑菌の繁殖を抑える、色を良くするといった効果もあります。
ホップは「アロマホップ」と「ビターホップ」の2種類に分ける事が出来ます。アロマホップは苦みが比較的少なく、華やかな香りがあります。一方、ビターホップは、しっかりとした苦みを持っています。
アロマホップの有名種にはチェコのザーツやドイツのハラタウ、ビターホップの品種にはアメリカのクラスター、日本の信州早生などがあります。
その他副原料
上記に挙げた3つの材料を基本としてビールは作られますが、その他にお米やこうりゃん、トウモロコシ等のでんぷんや糖類を副原料として用いる場合がありあます。
この副原料が、その土地土地のビールを特徴的なものにします。
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